青汁の原料でよく使われるケールと大麦若葉の違いは?

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以前は青汁といえばケールの青汁を指すことが一般的でしたが、ケールは健康効果が期待できるものの、どうしても「苦い」「まずい」という印象がありました。しかし近年ではケール以外の野菜を主原料とする動きがメーカーに広がって青汁人気が拡大しています。ここでは主原料として人気の大麦若葉について、ケールとの違いを説明していきます。

 

ケール

ケールは強い苦味と独特の青臭さを持った、南欧原産のキャベツの原種で、アブラナ科に属している野菜です。生命力が非常に強く、葉は厚くて固く、青黒い色が特徴です。葉はキャベツのように丸まらず、長さが50~60cm、幅が20~30cmにもなります。

 

日本では食用にはされずケールから品種改良された葉のやわらかいキャベツが食用とされてきましたが、地中海地方ではポピュラーな野菜で食卓にも並びます。戦後、遠藤仁郎博士という方がケールの栄養価に着目し、ケールを青汁という形で普及させていきました。

 

ケールは他の野菜と比べると、ビタミン類(特にビタミンC)やカロテン、カルシウムや鉄、食物繊維などの栄養価が数倍~数十倍と高くなっています。

 

大麦若葉

ケールは豊富な栄養価を持っている反面、苦味や青臭さから「健康に良いと分かっていても飲みづらい」という致命的な欠点を持っており、中高年の健康に意識の高い人が飲むもの、といった一般的な認識でした。

 

このケールの飲みにくさを解消するために主原料として代用されたものの1つが大麦若葉です(他には明日葉や桑の葉などがあります)。大麦若葉は名前の通り、イネ科の大麦の若い葉の部分のことです。

 

大麦若葉は他の野菜と比べると、食物繊維を豊富に含んでいる点が大きな特徴です。その他はカルシウムやマグネシウム、鉄や亜鉛などミネラル成分が豊富に含まれています。

 

 

2つの違いは?

それぞれ特徴が異なるのは分りましたが、実際に2つを直接比較するとどうなのでしょうか?具体的に栄養価で比較してみました。

栄養価比較表

ケールは文部科学省の食品成分データベース(し好飲料類/青汁/ケール)、大麦若葉については当該データベースで情報がないため、山本漢方製薬株式会社が公開している情報を引用させていただきました。そのため厳密に同じ尺度での比較ではないのですが、ある程度の参考にはなると思います。

 

成分名

単位

ケール

大麦若葉

格差

エネルギー

kcal

375

388

103%

たんぱく質

g

13.8

32.6

236%

脂質

g

4.4

7.1

161%

炭水化物

g

70.2

48.4

145%

食物繊維総量

g

28

41.1

147%

糖質

g

42.2

7.3

578%

ナトリウム

mg

230

310

135%

カリウム

mg

2,300

3,200

139%

カルシウム

mg

1,200

2,990

414%

マグネシウム

mg

210

160

131%

リン

mg

270

370

137%

mg

2.9

41.6

1,434%

亜鉛

mg

1.8

3.4

189%

mg

0.17

1.02

600%

マンガン

mg

2.75

4

145%

総カロチン

μg

 

25,380

 

α-カロテン

μg

24

 

 

β-カロテン

μg

10,000

 

 

β-クリプトキサンチン

μg

110

 

 

β-カロテン当量

μg

10,000

 

 

レチノール活性当量

μg

860

 

 

ビタミンE

mg

 

11.9

 

ビタミンK

μg

1,500

3,700

247%

ビタミンB1

mg

0.31

0.64

206%

ビタミンB2

mg

0.8

1.47

184%

ビタミンB6

mg

0.75

0.55

136%

ビタミンB12

μg

0

0.7

 

葉酸

μg

820

400

205%

ビタミンC

mg

1100

70

1,571%

 

これを見るとケールよりも大麦若葉の方が今回比較できた項目で言うと栄養価の高い成分が多いという結果になりますが、青汁を飲む目的によって必要とする成分が異なるので、一概にどちらが良いという判断は出来ません。目的を確認してから必要となる成分を把握して、その成分が多く含まれる商品を選ぶようにすることが大切です。


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